第2回 オーバーホール
昔は(20年くらい前)は私も今ほどメカのテクはなく、またモノもいっぱいあったせいもあって調子が悪いと「はいエンジン載せ換え!」なんてしてました。
よくお客様に「O,Hするといくらですか?」と聞かれるんですけど、よく聞くと特別調子悪くなかったり、また悪いところ探してそこだけ換えればって言うのがほとんどです。
今は部品も少ないし、みんなで大事に使いたいとも思うしお金だってかかるから、私は極力ポイントを押さえてなおしたいと思うんですけどいかがですかね?
カトーモータースに言ってくれればなるべく安く悪いところだけ、それから調子が悪くなかったらむやみにエンジン開けない方がいいと思います。変な意味ちょっと難しい話だけど、ここが磨耗してるけどあそこにゴミがたまってオイルが漏れなくてバランスがとれちゃったりして。
うまく言えないけど音で早期発見、これもすごく大事だけど壊れてからなおす、これも合理的だと思います。
それからメーカーさん、クラッシックカーは文化遺産です。外国のように部品もっと作りつづけてください。クルマは使い捨ての電気製品的感覚を止めて、もっといいものを日本の素晴らしい技術で残るものをポリシー(※1)をもって作ってくれればと思います。
(※1)私の言うポリシー
外車の板金屋さんで働いている瀬川君はよく言っています。「フェンダーとか部品が来ても全然合わなくってさー、鉄板が来たのと同じなんだよ」と嘆いています。
そこへ行くと日本車は正確でボルトオンです。でもヨーロッパ車が良いとされるのは何故かな?それは文化なんだよね。家だって古〜い家を長く住んだり、町並みを大切にしたり、フェラガモの靴も作る心構えが違うものね。
私の言いたかったポリシーってこんな意味なんだけど、あぁ〜こんなこと考えていたらAM4:00になっちゃった。おやすみなさい。・・・つづく。